【慢性腰痛改善レポート】@新潟市
みなさん,こんにちは♪
数ある整形外科や接骨院・整体院・鍼灸院・カイロプラクティックなどの治療院の中から,「マニュアルフィジオサロンあきは」のブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
身体の痛み治療のスペシャリスト
“認定徒手理学療法士”の齋藤賢一です♪
しつこく長期間に渡って続く慢性腰痛にお悩みではありませんか!?。
「何が痛みの原因なの?」
「どこに行っても治らない!」
「なぜいつまでも治らないの!?」
当サロンには,同じお悩みを持ったクライアント様がとても多くいらっしゃいます。
今回ご紹介する症例は,整形外科で慢性腰痛と診断され,痛み止めの内服や注射をしたにもかかわらず,いつまでも治らなかった腰痛が,当サロンでの治療&施術にて,慢性腰痛が改善した症例をご紹介いたします!。
『“身体機能診断”ד徒手療法”ד運動療法”』を駆使して,どのようにして症状が緩和したのか?,なぜ治ったのか!?,そして,腰痛の再発予防まで!,を詳しく解説していきます。
それでは,まいりましょう。
目次
- ○ 慢性腰痛とは!?
- ・症例紹介:基本情報から病歴まで
- ・身体機能評価の結果は!?
- ・慢性腰痛に対する“身体機能診断”から予後は!?
- ○ 慢性腰痛治療の最前線!
- ・慢性腰痛は“徒手療法”で治ります!
- ・“徒手療法”ד運動療法”で根本改善!
- ・セルフケア&ホームエクササイズで再発予防!
- ○ 慢性腰痛でお悩みの方は今すぐご予約を!
慢性腰痛とは!?
慢性腰痛と診断されても安心してください!。
治らない腰痛はありません!!。
一般的に,腰痛を発症しても大体1ヶ月前後で治るのが普通です。
それが,数ヶ月経っても腰痛が続き,3~6ヶ月以上も続く状態が「慢性腰痛」とされています。
慢性腰痛へと移行するパターンはいくつか考えられます。
●時々腰痛を感じていて,何か変だな!?,違和感が続くな!?,という状態が続き,それがいつしか慢性腰痛になっている場合。
●はじめて急性腰痛=ぎっくり腰を発症し,それが1ヶ月前後で治らずに慢性腰痛へと移行する場合。
●数ヶ月から数年に1回の頻度でぎっくり腰を繰り返し,それが慢性腰痛へと移行する場合。
医師や治療家によっては,「慢性腰痛」は精神的な問題,心理社会的な問題であるとする方もいらっしゃいます。
私はそうは思いません。確かに,腰痛が長期化することによって,心理的なストレスが強くなり,それが痛みにも影響することは十分に考えられます。
だからと言って,心理的なケアをすれば腰痛が治るのか?,というとそれだけでは解決しないでしょう!。
すべての「慢性腰痛」には,主原因になっている『身体機能障害』が隠れているはずです!!。
それを明らかにして,その身体機能障害の改善をはかることが,慢性腰痛の解決へと繋がるのです。
それでは,今回,当サロンでの治療&施術によって,慢性腰痛が改善した症例をご紹介いたします。
症例紹介:基本情報から病歴まで
今回ご紹介するクライアント様は,
【30代の女性】で,保育士さんのお仕事をしていらっしゃる方です。
未満児クラスのご担当で,抱っこやおんぶの機会が多く,添い寝で硬い所で横になる事が多い状況であるということでした。
2019年の秋頃(10月)に,畳の上で寝た後から腰痛を感じるようになったとのことでした。
しばらく様子を見ていましたが,なかなか痛みが取れず,整形外科クリニックを受診したところ,医師からは「慢性腰痛」と診断され,腰に1回注射も打ったとのことでした。
しかし,注射の効果はあまり感じられず,発症から4ヶ月以上が経過しても痛みが取れない状態が続いたため,2020年の2月下旬に当サロンを受診されました。
初診時のカウンセリングでは,
子供の抱っこができないことに一番困っており,寝返りや起き上がりなどの基本動作でも痛い状態が続いていました。
過去に腰痛の経験はなく,他にご病気や持病はお持ちではありませんでした。
「何が痛みの原因なのかをはっきりさせて,早く腰痛を治して,普通に仕事や生活ができるようになりたい!」とのご希望でした。
「痛みと心理の関係は!?」@サロン公式ブログ~痛みのスタディルーム!~
身体機能評価の結果は!?
腰部全体に広がる鋭い痛みがあり,その痛みの強さは10段階で6程度の中等度の痛みでした。
発症から5ヶ月近くも鋭く強い痛みが続いていたため,ご本人は,何が痛いのか?,このまま治らないのか?,という不安が強く,また,強い痛みを生じるために,動作や腰に負担がかかることに対しての恐怖心もお持ちのようでした。
身体機能評価の特徴としては,
●立位での体前屈が-5cmで制限されていました。
●立位での体後屈は強い痛みのために可動域が著明に制限されていました。
○体幹の側屈や回旋動作では痛みはありませんでした。
●触診では,腰部の背筋群に筋肉の硬結と圧痛を認めました。
●関節運動検査では,第4&5腰椎の著明な運動制限と痛みの再現を認めました。
●筋長検査では,もも裏のハムストリングスの柔軟性低下を認めました。
○神経学的検査(感覚・筋力・腱反射)は正常でした。
○神経動的検査も異常所見はありませんでした。
その他には,寝返りや起き上がり・立ち上がりなどの基本動作も,痛みに対する不安感のため,とても慎重にゆっくりと動かれる感じで,恐怖心が強い印象でした。
「痛みと身体機能の関係について!?」@サロン公式ブログ~痛みのスタディルーム!~
慢性腰痛に対する“身体機能診断”から予後は!?
以上の身体機能評価(検査・測定)の結果から,
“身体機能診断”としては,
『腰椎の運動機能障害による伸展型腰痛』と判断しました。
しかし,確認された身体機能障害の割には,痛みの反応が強く出現しており,これは,痛みの長期化に伴う心理的な不安感や恐怖心によって,痛みが修飾され増悪している状態と考えられました。
予後は,
『慢性腰痛からの完全な回復』は十分に可能であると判断しました。
なぜならば,
一般的な腰痛症に見られる所見の通りに症状が再現されており,確認された身体機能障害もそれほど酷いものではなく,心理的な影響は最小限であると思われたからです。
治療&施術のプロセスを通して,腰痛の主原因である身体機能障害の改善をはかることを優先しつつ,痛くない経験(成功体験)を積み重ねることで,心理的な不安感や恐怖感の解消へと繋げ,根本原因からの根本改善が得られると判断しました。
さぁ,ここからは,
『慢性腰痛からの完全回復』に向けた具体的な治療アプローチをご紹介していきます。
慢性腰痛治療の最前線!
「私の腰痛は慢性的なものだから治らない!?」
そんなことはありません!。慢性腰痛だからと諦める必要はありません!!。
必ず治ります!!。
なぜならば,
そのために,『“身体機能診断”ד徒手療法”ד運動療法”』があるようなものだからです。
日本の「痛み医療」は世界から30年近く遅れています。
世界の「痛み医療」の最前線で発展し続けているものが“徒手療法”の治療コンセプトなのです!。
世界を見渡すと,整形外科医と徒手理学療法士は並列な関係で,仕事ができる環境になっています。
町には『理学療法クリニック』が当たり前のように存在します。
日本はいかがでしょうか?。
当サロンは,そんな世界標準の「痛み医療」である“徒手療法”をご提供できる数少ない治療院です!!。
それでは,
慢性腰痛に対する具体的な治療アプローチをご紹介していきます。
慢性腰痛は“徒手療法”で治ります!
カウンセリングから身体機能評価&身体機能診断によって,本症例の問題点は明確になりました。
痛みの主原因であり,まず解決すべき身体機能障害は,下位腰椎(第4&第5腰椎)の関節運動制限でした。
まず最初に用いた“徒手療法”テクニックは,
◇第4&第5腰椎の頭側グライドテクニック(Cephalad glide)
刺激に対して強い痛みを生じる状態であったため,側臥位(横向き)の安楽肢位で,弱く優しいGradeⅡの反復刺激で,関節を滑らせ,神経の過敏性を抑えるテクニックを選択しました。
(60秒の刺激を3セット)
過敏性と痛み強度の軽減を確認し,続いては,
痛みで著明に制限されていた腰椎の伸展運動を引き出すために,
◇第4&第5腰椎の後前グライドテクニック(Postero-Anterior(PA) glide)
腹臥位(腹ばい)の姿勢で,抵抗域に入るまでの強めのGradeⅣの反復刺激で,腰椎の運動性を引き出しました。
(60秒の刺激を3セット)
治療後,立位での後屈動作を再評価したところ,
痛みは大きく軽減し,最終域まで反れるようになりました!。
このように,治療と再評価を繰り返しながら,その効果を確認しつつ,一つ一つの身体機能障害の改善をはかっていきました。
その他の“徒手療法”テクニックとしては,
筋の過緊張や筋肉の硬さに対して,
◇筋膜リリース&筋膜マニュピレーション
◇マッスルエナジーテクニック
◇マリガンテクニック
などを複合的に用いて,トータルで身体機能障害の改善をはかりました。
初回の治療後に,クライアント様ご本人にも,お身体の大きな変化をご実感いただき,ご相談の上で,しばらくは週に1〜2回の頻度で治療を継続することとなりました。
治療&施術はこれだけではありません。
治療効果の持続とともに,さらなる症状の緩和と自己管理のためには,“運動療法”が必要不可欠です!。
“徒手療法”ד運動療法”で根本改善!
適切な“身体機能診断”に基づく, “徒手療法”ד運動療法”による治療的アプローチが,最良&最善であり,最短&最速で問題解決へと繋がります!。
“運動療法”の具体的な方法としては,
◇Prone Extensionエクササイズ
“徒手療法”によって得られた後屈の運動性を維持するために,腹臥位(腹ばい)から両手の力で背骨を反らせることを繰り返すエクササイズです。
◇Lionエクササイズ
四つ這いの姿勢から,ライオンが背伸びをするように,お尻がかかとに着くところまで下げることで,腰椎を効率良くストレッチすることができます。
◇Cat&Camelエクササイズ
四つ這いの姿勢で,背骨を丸めたり反ったりすることを反復することで,腹筋と背筋が交互に収縮と弛緩を繰り返し、筋緊張を緩和し腰椎の運動性を引き出すことができます。
その他にも,症状の緩和と身体機能の改善に合わせて,様々なエクササイズやトレーニングを“運動療法”として処方し、それをセルフケアやホームエクササイズとしても指導していきました。
痛くてできなかったことを,“徒手療法”ד運動療法”を通して,痛みなくできるという体験(成功体験)がとても大切で,心理的な不安感や恐怖心の解消へと繫がり,慢性腰痛の解決において,とても重要な関わり方になるということですね!。
セルフケア&ホームエクササイズで再発予防!
以上のように、初回の施術から『“身体機能診断”ד徒手療法”ד運動療法”』によるトータルマネジメントの中で,即時的なお身体の変化をご体感いただき,さらに,「成功体験」を得ていただくことで,未来に対する明るい希望を持っていただけるということが、慢性腰痛の改善にはとても大切なステップになると思います!。
このような変化と体験によって,ご指導した“運動療法”がそのままセルフケア&ホームエクササイズとして定着していきました。
治療開始から1ヶ月後には,日常生活やお仕事中に腰痛を感じることはほぼなくなりました!。
保育士のお仕事での抱っこやおんぶも不安感なくできるようになり,ご本人にも大変ご満足いただける結果となりました。
再発予防までを含めたトータル3ヶ月間の治療&施術&エクササイズの中で,症状や身体機能的な変化に合わせて,“徒手療法”ד運動療法”を追加・修正し,再発しないための体づくりを目指していきました。
最終的には,
◯立位での体前屈は+10cmまで大きく改善し,
◯立位での体後屈も痛みなく全可動域で可能となり,
慢性腰痛の根本改善が得られ,再発をしないための身体機能も獲得することができました!。
最後にクライアント様より,
「いつまでも痛くて仕事もまともにできず,ストレスと不安が強かったけど,ここで専門的な治療を受けて,すぐに効果を実感でき,早く治ったのでとても嬉しかったです!」
とお喜びの声をいただきました。
慢性腰痛でお悩みの方は今すぐご予約を!
以上のような,トータルマネジメントで,
患者/クライアント様お一人おひとりの身体機能に合わせて,オーダーメイドにカスタマイズされた慢性腰痛治療プログラムをご提供いたします。
「マニュアルフィジオサロンあきは」は,
クライアント様お一人おひとりにしっかりと向き合い,それぞれが抱えていらっしゃる問題を解決へと導くために,
完全予約制&完全個別対応とし,お一人様に十分な時間を確保させていただいております。
そのため,一日に施術できる人数には限りがございます。
受診&施術をご希望の方は,お電話または24時間受付のインターネット予約をご利用くださいませ。