股関節痛でお悩みの方必読!【理学療法士が徹底解説】

歩行や階段昇降、立ち座りで股関節が痛い!?
整形外科を受診したけど、、、
「骨には異常はありません」
「しばらく様子を見てください」
だけどいつまでも痛みが取れない。。。
50代以降ともなると、関節軟骨の摩耗などによって、レントゲンで「変形性股関節症」と診断されることが多いですが、画像上では異常所見がない。
そんな例は少なくありません。
そこで今回は、画像には写らないけど痛みがある股関節。
その原因を理学療法士の視点から徹底深掘りしていきましょう。
股関節の正常な機能
まずは正常を知ること。
股関節というのは、肩関節と並んで人体の中でも2大関節です。
その構造は「球関節」で共通しており、三次元的に多方向に大きな可動域を持っているという特徴があります。
関節窩という器(うつわ)に球形の骨頭が適合しているので、自由に多方向に動けるのです。
股関節は単独で、屈伸、内外転、内外旋が可能で、さらに連結する骨盤の寛骨、寛骨と仙骨間の仙腸関節、仙骨と腰椎間の椎間関節まで連動して可動することで、より大きな可動域と柔軟性、力強さを発揮できる関節とも言えます。
股関節の機能を語る上で、単独の股関節の可動域も大切ですが、それ以上に、「腰部・骨盤・股関節複合体」として捉えて、総合的な観点から機能を考えていくことが重要であり、そこに股関節痛の原因が隠れていることが多々あります。
お相撲さんの股割り、体操選手やバレリーナの柔軟性を見てもらえれば、どれだけの機能があるかはお分かりいただけると思います。
股関節痛の原因は何?
今回はレントゲンなどの画像には写らない股関節痛が大前提ですので、そこは混同しないようにお願いします。
そしてもう一つ混同してはいけないのが、
「何が痛い?」(組織的な痛みの原因)
「なぜ痛い?」(機能的な痛みの原因)
私は理学療法士であり、身体機能や動作のスペシャリストです。
当然、「何が痛い?」のかを想定して考えながらも、身体機能的な特徴から痛みのメカニズムを考えるのが得意な職種です。
そんな観点から読み進めていただければと思います。
(原因1)股関節の複合運動機能障害
専門的には股関節のクアドラント(Quadrant)と呼ばれる運動方向で、股関節の屈曲+内転+内旋の複合運動になります。
股関節の単独の運動では痛みが再現されないため、整形外科的には「異常なし」とされがちですが、実はこれが臨床上とても多い股関節痛の原因です。
(原因2)仙腸関節の位置異常
これも臨床上多い症状で、仙腸関節というのは身体の背面にあり、本来はそこが痛みを発するはずですが、関連痛という痛みのメカニズムによって、股関節や鼠径部に痛みを引き起こします。
股関節に痛みを感じていたとしても、施術のターゲットは股関節ではなく、仙腸関節にアプローチしなければ改善しない股関節痛ということですね。
(原因3)腰椎の神経障害性疼痛
股関節周りには大きく3つの神経が走行しています。後方は坐骨神経、前方に大腿神経、前外側に外側大腿皮神経。これらの神経の付け根は腰椎から出てきています。
例えば、慢性的な腰痛持ちで、これらの神経のいずれかが過敏な状態に陥ってしまうと、その神経の走行に沿う形で股関節痛として現れることがあります。
この種の股関節痛も原因は股関節ではなく、腰椎にあることがほとんど。ですので、施術対象は腰ということですよね。
いかがでしたでしょうか?
「股関節痛」と言ってもその原因は多岐に渡り、股関節だけを診ていても原因には辿り着けないということがご理解いただけたでしょうか!?
上述の通り、「腰部・骨盤・股関節複合体」として考える中で、画像には写らないけどそれぞれの部位から、股関節痛の原因になりうる点をご紹介しました。
あなたの股関節痛の原因は何でしょう?
原因を知りたい方、股関節痛でお悩みの方は、お早めにご相談いただければと思います。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
理学療法士の根本改善整体AKIHA
新潟市秋葉区新津本町4−11−7
齋藤賢一
