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お悩みの症状をみる!

脊柱管狭窄症の痛みが改善した実例をご紹介

「手術は最終手段です!」

※今回は症例報告の論文調の言い回しになっていることをご容赦ください。

エピソード

数年前に腰痛を経験した60代の女性。
当時は受診や治療の経験はなく様子を見ているうちに自然と寛解。

その後の数年は痛みに悩まされることはなかったとのこと。

半年前から立ったり歩いたりしていると、両側の殿部に重だるさを感じるように。

大したことはないだろうと思っていると、徐々に痛みを感じるようになってきた。

1ヶ月が経過しても痛みが取れず、逆に痛みが強くなってきた感じ。

3ヶ月前にスーパーに買い物に行った際に、買い物が終わって駐車場まで歩いた時は、足を引きずるほどの激痛に襲われる。

帰宅して座って休むと痛みは消えたものの、その後は歩くたびに強い痛みが出るようになってしまった。

これはおかしいと思い、整形外科クリニックを受診したところ、「脊柱管狭窄症」と診断され、内服薬が処方されたとのこと。

医師からは、
「このまま痛みが取れなければ手術も考えた方がいい」
と言われ、なんとか治す方法がないのかという想いで当サロンにご来店いただきました。

身体機能診断から施術方針

初診時の状態はというと、

歩行時の痛みがメインで、痛みは両側の殿部から大腿部にかけての強い痛み。

座っている分には痛みは全くなし。

立位姿勢は骨盤が後傾したスウェイバック姿勢で、背筋を伸ばして姿勢を正そうとすると殿部に軽い痛みが出現。

現状はスーパーを1周歩くのがやっとで、車に戻る際は足を引きずるほどの“間欠性破行”が認められていました。

身体機能的な問題点としては、
骨盤の後傾と腰椎の前弯が消失した疼痛回避姿勢が常態化しており、腰椎の伸展運動で痛みの再現と可動域制限が認められたこと。

※腰椎の伸展運動は、脊柱管においては狭窄する運動方向であり、一般的には避けるようにとされています。
↓
ただし、これが常態化してしまい、動きや姿勢が固定化されてしまうと、二次的な被害として痛みにつながってしまう場合もあり、施術においてはその伸展運動を引き出さなければならない場合があります。

次いで問題点として挙げられたのが、
腸腰筋の短縮とそれに伴う股関節の伸展可動域制限。

この機能障害が歩行時の脊柱管を狭窄し神経を圧迫する直接的な力に作用する可能性が高い。

上記のような姿勢の常態化で腰が反れなくなっているところに、歩行時の前方への推進力のために股関節に伸展作用が生じる際、腸腰筋の短縮によって腰を強く反らせる力が働くと推察される。

以上の結果から、
施術方針としては、まずは痛みの緩和を図るために、数ヶ月という長期間に渡って狭窄した脊柱管内で圧迫され続けていた神経の過敏性を抑制するために、脊柱管の拡大を図るための腰椎牽引や腰椎の屈曲可動域の拡大が必要である。

次いで、
歩行時の間欠性破行の改善のためには、腸腰筋の柔軟性を引き出し、股関節の伸展可動域の拡大を図ることと、並行して腰を反らせる腰椎の伸展運動の遊びを引き出すことが、歩行時の脊柱管狭窄を防ぐための機能として重要であると思われる。

以上をまとめて身体機能診断として表現すると、
【腰椎から股関節にかけての伸展運動機能障害による痛み】
ということができます。

改善までの経過

【初回】
上記のように身体機能的な視点から「何が?、なぜ?」痛いのかを明確にして、まずは神経の過敏性の抑制と痛みの緩和のために、

腰椎の屈曲モビライゼーションの施術と
腰椎屈曲のセルフストレッチを指導。

【2回目】
初回からの1週間の経過を振り返り、スーパーでのお買い物での痛みは半減、機能的な痛みの再現としても痛みの程度は半減していることを確認。

腰椎の伸展モビライゼーションを開始。
腸腰筋のストレッチと股関節の伸展可動域エクササイズを実施。

【3回目以降】
上述の施術にバリエーションをつけていきつつ、歩行という実動作の中で使える身体機能を作っていくために、痛みの強度や再現性などの評価を繰り返しながら、セルフストレッチやエクササイズの追加指導、姿勢の修正や歩行動作の意識づけなどまで行う。

【5回目】
スーパーでの買い物は最後まで痛みなく歩けるところまで回復。
まだ孫と公園に遊びに行ったり、旅行先でたくさん歩くことには不安ありとのこと。
歩行の耐久性を高めるためには、立位や歩行時の姿勢をいかに保てるかということが重要であり、痛みの再現と再発には十分に注意しつつ、脊柱管の狭窄方向ではあるものの少しでも正常に近い骨盤の前傾と腰椎の前弯を作る方向性へ。

【〜10回目】
ほぼ正常な立位姿勢が取れるようなり、腰椎の伸展可動域は拡大し痛みの再現もなし。
通常歩行は全く痛みなく不安感も消失。1時間以上歩き続けていると少し腰が重だるくなるような感覚があるため一度座って休息を取れば十分に回復するとのこと。

まとめ

セラピスト齋藤は、脊柱管狭窄症を治せるわけではありません。
本症例も画像診断ではおそらく脊柱管狭窄症のままだと思います。

ただし表に現れている痛みなどの症状については、このように“身体機能”という側面からアプローチすることによって、十分に改善が図れるということです。

そこが理学療法士の強みであり、私にできることということですね。

このような症例報告もしていきますので、次回もお楽しみに♪

最後までお読みいただきありがとうございました。
何かのお役に立てれば幸いです。

理学療法士の根本改善整体
Manual Physio Salon AKIHA
齋藤賢一

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